私たちが「SM」と聞いてすぐに思い浮かべる映像やイメージ──
それは、AVや漫画、小説の中で演出された「フィクションとしてのSM」であることが少なくありません。
けれど、現実に誰かとSMプレイをするというのは、まったく別次元の体験。
この記事では、フィクションの中で描かれるSMと、リアルなSMの実態との違いを、心理面・関係性・プレイのあり方などの観点から紐解いていきます。
【1】AVや創作で描かれるSMは、「演出された快楽」
映像作品やフィクションの中では、SMプレイは「エンターテイメント」として設計されています。
そのため、
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セリフやリアクションが過剰
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プレイ時間が極端に長い/短い
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道具の使い方が非現実的(安全配慮がない)
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相手の気持ちのやり取りが省略されている
など、実際のプレイではありえない要素が盛り込まれていることも。
特に、AVの中のM女性が無言で我慢しているシーンや、初対面の男女がすぐに過激なプレイに突入する描写などは、リアルなSMの関係性とは大きく異なります。
【2】リアルなSMでは「合意と信頼」がすべての土台
現実のSMプレイは、相手との信頼関係と、明確な同意(コンセント)の上に成り立ちます。
そのため、
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セーフワード(途中でやめるための合図)を確認する
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どこまでOKかを事前に共有する
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相手の様子や反応を常に観察する
といった配慮が、極めて重要です。
むしろ「気持ちよさ」や「見た目の演出」よりも、安心感・心の満たされ感のほうが重要視されるのがリアルなSMの特徴でもあります。
【3】「感じてる演技」は不要。リアルSMは“静かな熱”を共有する時間

AVや漫画のように、激しく喘いだり、派手な絶叫が飛び交うシーンに慣れてしまうと、リアルなプレイが「地味」に見えてしまうかもしれません。
でも、現実のSMには、言葉にならない高揚感や、静かな熱、呼吸のリズムを合わせていく時間の中にしかない深みがあります。
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一瞬のまなざし
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手首を縛るときの温度
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恥ずかしさと快感が交錯する沈黙
──それらは、スクリーンの中では伝えきれない、“血の通ったコミュニケーション”そのもの。
【4】「現実のSM」は、想像よりもずっと人間的で、繊細
リアルなSMは、お互いの心と身体を知っていくコミュニケーションの一種です。
派手なプレイや特殊な道具がなければ成立しないわけではなく、手のひらひとつ、言葉ひとつで空気が変わります。
ときに感情が動きすぎて、涙が出ることもあるでしょう。
言葉にしづらい感覚を共有しながら、自分のフェチズムと他人の存在を尊重し合う関係──それこそが、リアルなSMの核心です。
【5】はじめてSMに触れる人へ──「憧れ」より「理解」をもって

SMに興味を持ち始めたばかりの頃は、「こんな風に縛られたい」「あんな風に責められたい」といったイメージ優先の理想像を抱きがちです。
でも、最初の一歩は「正解」ではなく、自分と向き合うこと。
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どんな刺激が好き?
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どこまでが快感で、どこからが不安?
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自分が本当に求めている関係性は?
その問いを大切にすることが、リアルなSMへの入り口になります。
まとめ:リアルなSMは「演じるもの」ではなく、「育てる関係」
SMは、「演技」でも「消費」でもなく、「信頼」と「探求」によって深まっていくもの。
AVやフィクションが悪いわけではありません。
むしろ最初のきっかけや、好みの発見につながることもあります。
でも、そこからリアルな関係へ進みたいと感じたなら、まずは「自分を知ること」と「相手を知る努力」から始めてみてください。
フェチズムは、自分自身の一部を丁寧に扱うことでもあります。
現実のSMには、その繊細な喜びがたくさん詰まっているのです。
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