女性は“ホステス”でも“風俗嬢”でもない。「元を取ろう」とする意識への警鐘

女性は“ホステス”でも“風俗嬢”でもない。「元を取ろう」とする意識への警鐘

2025年7月22日 フェチラボ編集部

SMの出会いにおいて、男性が紹介料を支払っていることを理由に、女性を「接客業のような存在」と誤解してしまうケースが、少なからず見受けられます。

しかし、私たちが運営しているのは「風俗店」でも「水商売」でもありません。特別な価値観や嗜好を持つみなさまをお繋ぎするマッチングサービスであり、人としての信頼関係を築くことをなによりも大切にしています。

本記事では、実際に起きた事例をもとに女性を不快にさせる言動と、それに代わる望ましい行動を整理してお伝えします。

 

登録女性はあくまで“一般人”であるという理解を持つ

私たちが運営するマッチングサービスに登録している女性は、すべて一般の社会人や学生、主婦など、日常生活を送る普通の方々です。

性的な関係ありきの姿勢はNG

  • 初対面で性的な関係を前提に話を進めると、「単なるカラダ目的」と感じさせてしまいます
  • SMの話題は、信頼関係が築かれたうえで少しずつ、が基本です。

例:初対面で「プレイで相性を確かめたい」「今日、ホテル行く気ある?」と聞かれた女性は、「この人は女をなんだと思ってるんだろう」と感じ、関係を切ったと語っています。

 風俗・水商売と混同した扱いは禁物

  • 「この会は風俗よりコスパが良い」など、女性を“安価な代替品”とする考えは決して持たないでください。
  • 女性を「サービス提供者」として扱う時点で見下しており、深い信頼関係は築けません

例:「前の子は3回目でやらせてくれた」と言われた女性が、「この人は、私を消費する視点でしか見ていないんだ」と感じたという声も。

 

“お金を払ったから”という意識が態度に出ていないか

紹介料やデートでの食事代は、相手に何かを「させるため」の対価ではありません

「元を取ろう」とする考え方はNG

  • 「今日はお金かけてるんだから、せめてキスぐらいは」などといった発言は、女性にとっては脅迫のようです。また無理矢理に行動を起こすなら、訴えられても当然です。
  • 自分が払った金額を元に、「見返り」を求める姿勢は信頼を損なう大きな要因です。

例:「3万円のコースにしたのに…」と不満を言われた女性が、「私はモノじゃない」と涙したケースも。

「接客されて当然」という態度がにじむ瞬間

  • 相手に寄り添っているふりをして、デートの段取りを女性に丸投げする
  • 食事を取り分けてもらうことを当然と感じている。
  • 「今日は奢ってるんだから」「なんか楽しい話してよ」など、見返りを求める発言

例:タクシーの中で「楽しませてよ」と言われた女性が、「私はホステスじゃない」と強く憤りを感じたとのこと。

 

信頼されるために男性が心がけたいこと

関係構築を目的とする姿勢を持つ

  • 最初からゴールを急がず、「知り合っていくプロセス」を楽しむ
  • SMも信頼関係があってこそ。会話・価値観の共有を重視する。

 女性をひとりの人間として尊重する

  • 相手の生活背景や個性を尊重し、軽んじない
  • 身だしなみ、清潔感、言葉遣いに気を配る。

お金は“関係を丁寧に始めるためのツール”と捉える

  • 会費や紹介料、デート代は“関係性への投資”という意識を持っていただく。
  • 「奢ってるから○○してほしい」という考え方を女性に押し付けない

まとめ

相手に敬意を払うことは、SMという特別な関係においても、もっとも大切な出発点です。

お金を払っているからといって、相手の自由や心を支配できるわけではありません。信頼と共感という“見えない通貨”があってこそ、関係は深まっていきます。

「お金を払ったんだから、こうしてほしい」ではなく、 「時間を共有してくれてありがとう」から始まる関係が、もっとも豊かで、深い信頼を築く近道になるのです。

女性は商品ではなく、ひとりの人間です。大切にされたいと思っているし、大切にすることで、関係は初めて育っていきます。

 

  • この記事を書いた人

フェチラボ編集部

株式会社TIDEが運営するフェチやSMに特化したコラムサイト「フェチラボ」。自社のフェチズムをタブー視しない第三者仲介型マッチングサービス「トビラの会」や「kai meets」での事例を基に、今すぐ活かせる出会いの極意やフェチやSMの正しい知識を発信中。