「リアルなSM」ってなに? AVとは違う本当の世界

「リアルなSM」ってなに? AVとは違う本当の世界

2025年10月20日 フェチラボ編集部

私たちが「SM」と聞いてすぐに思い浮かべる映像やイメージ──
それは、AVや漫画、小説の中で演出された「フィクションとしてのSM」であることが少なくありません。

けれど、現実に誰かとSMプレイをするというのは、まったく別次元の体験。
この記事では、フィクションの中で描かれるSMと、リアルなSMの実態との違いを、心理面・関係性・プレイのあり方などの観点から紐解いていきます。

【1】AVや創作で描かれるSMは、「演出された快楽」

映像作品やフィクションの中では、SMプレイは「エンターテイメント」として設計されています。
そのため、

  • セリフやリアクションが過剰

  • プレイ時間が極端に長い/短い

  • 道具の使い方が非現実的(安全配慮がない)

  • 相手の気持ちのやり取りが省略されている

など、実際のプレイではありえない要素が盛り込まれていることも。

特に、AVの中のM女性が無言で我慢しているシーンや、初対面の男女がすぐに過激なプレイに突入する描写などは、リアルなSMの関係性とは大きく異なります

【2】リアルなSMでは「合意と信頼」がすべての土台

現実のSMプレイは、相手との信頼関係と、明確な同意(コンセント)の上に成り立ちます。

そのため、

  • セーフワード(途中でやめるための合図)を確認する

  • どこまでOKかを事前に共有する

  • 相手の様子や反応を常に観察する

といった配慮が、極めて重要です。

むしろ「気持ちよさ」や「見た目の演出」よりも、安心感・心の満たされ感のほうが重要視されるのがリアルなSMの特徴でもあります。

【3】「感じてる演技」は不要。リアルSMは“静かな熱”を共有する時間

AVや漫画のように、激しく喘いだり、派手な絶叫が飛び交うシーンに慣れてしまうと、リアルなプレイが「地味」に見えてしまうかもしれません。

でも、現実のSMには、言葉にならない高揚感や、静かな熱、呼吸のリズムを合わせていく時間の中にしかない深みがあります。

  • 一瞬のまなざし

  • 手首を縛るときの温度

  • 恥ずかしさと快感が交錯する沈黙

──それらは、スクリーンの中では伝えきれない、“血の通ったコミュニケーション”そのもの。

【4】「現実のSM」は、想像よりもずっと人間的で、繊細

リアルなSMは、お互いの心と身体を知っていくコミュニケーションの一種です。
派手なプレイや特殊な道具がなければ成立しないわけではなく、手のひらひとつ、言葉ひとつで空気が変わります。

ときに感情が動きすぎて、涙が出ることもあるでしょう。
言葉にしづらい感覚を共有しながら、自分のフェチズムと他人の存在を尊重し合う関係──それこそが、リアルなSMの核心です。

【5】はじめてSMに触れる人へ──「憧れ」より「理解」をもって

SMに興味を持ち始めたばかりの頃は、「こんな風に縛られたい」「あんな風に責められたい」といったイメージ優先の理想像を抱きがちです。

でも、最初の一歩は「正解」ではなく、自分と向き合うこと

  • どんな刺激が好き?

  • どこまでが快感で、どこからが不安?

  • 自分が本当に求めている関係性は?

その問いを大切にすることが、リアルなSMへの入り口になります。

まとめ:リアルなSMは「演じるもの」ではなく、「育てる関係」

SMは、「演技」でも「消費」でもなく、「信頼」と「探求」によって深まっていくもの。

AVやフィクションが悪いわけではありません。
むしろ最初のきっかけや、好みの発見につながることもあります。

でも、そこからリアルな関係へ進みたいと感じたなら、まずは「自分を知ること」と「相手を知る努力」から始めてみてください。

フェチズムは、自分自身の一部を丁寧に扱うことでもあります。
現実のSMには、その繊細な喜びがたくさん詰まっているのです。

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  • この記事を書いた人

フェチラボ編集部

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