SM市場でS男性が多い理由とは?

SM市場でS男性が多い理由とは?

2026年6月26日 フェチラボ編集部

SMやフェチズムの出会いの現場では、S性男性が多いことに気付かされます。

実際に、私たちのマッチングサービス内での自己申告傾向を見ると、

  • 男性の約7割がS性を自認

  • 約3割がM性を自認

  • 約1割がS・M両方の性質(スイッチ)を持つと回答

という比率になっています(※自己申告ベース)。

もちろん、これはあくまで私たちのマッチングサービス内の傾向であり、日本全体の正確な分布を示すものではありません。

しかし、「Sを名乗る男性が多い」という体感は、一定の現実を反映している可能性があります。

ではなぜ、こうした傾向が生まれるのでしょうか。

① 本当にSが多いのか?それとも“名乗りやすい”のか?

まず冷静に考えるべきは、

S男性が本当に多いのか
それとも“自称S”が多いのか

という点です。

心理学では、人は“理想自己”に近い属性を選びやすい傾向があるとされています。

  • 強くありたい

  • 主導権を握りたい

  • 魅力的に見られたい

こうした願望が、「S」というラベルと結びつきやすい可能性は否定できません。

一方、Mを名乗ることは、

  • 弱さの表明と誤解される

  • 男らしさからの逸脱と見られる不安

など、社会的ハードルを感じる男性も一定数います。

つまり、

実際の性質の分布以上に、Sが“表明されやすい”可能性もあるのです。

② 日本社会における男性役割の影響

日本では長年、

  • 男性=リードする側

  • 男性=決断する側

  • 男性=主導権を握る存在

という役割期待が存在してきました。

家庭、学校、職場、メディアを通じて、

  • 積極性

  • 主体性

  • 指示を出す側であること

が男性の理想像として提示されることが多いのは事実です。

その延長線上で、

「Sを名乗ることに違和感が少ない」

という社会化の影響は十分考えられます。

③ 女性の社会化と“遠慮”の文化

一方、日本の女性は歴史的に

  • 空気を読む

  • 控えめである

  • 和を乱さない

といった価値観の中で育つ傾向が強いと言われています。

そのため、

  • 支配欲を積極的に表明すること

  • 主導権を握ることを自己申告すること

に対して心理的ハードルを感じるケースもあります。

結果として、

女性は本当はS性があっても、あえて表明しない

という可能性も考えられます。

④ メディアが作る“S像”

フィクションにおいては、

  • 俺様系

  • クールで支配的

  • リードできる男性

が魅力的に描かれることが多い一方、

  • 従順な男性

  • 甘える男性

はコミカルに描かれる場合もあります。

この文化的イメージが、

「Sの方がかっこいい」という無意識の刷り込みを作っている可能性もあります。

⑤ “本物のS”は実は少数かもしれない

SMの世界ではよくこんな話題になることがあります。

「自称Sは多い。本物のSは少ない」

本質的なS性には、

  • 相手の心理を読む力

  • 境界線を守る責任感

  • 冷静さ

  • 包容力

が必要です。

単に主導権を握りたい、強く出たいという欲求とは別物です。

つまり、Sと名乗る人が多いことと、
成熟したSが多いことはイコールではありません。

⑥ Mは“表に出にくい”性質かもしれない

もう一つの仮説として、

男性にとって

  • 甘えたい

  • 支配されたい

  • 受け身でいたい

といった欲求は、社会的に表明しづらい傾向があります。

そのため、

  • 潜在的M男性はいるが名乗らない

  • 匿名性の高い場では増える

といった現象も考えられます。

私たちのマッチングサービス内でM性を自認する男性が約3割存在しているのは、
SMにまつわるサービスということもあり比較的オープンに嗜好を話せる環境だからとも言えるでしょう。

まとめ

私たちのサービス内では、

  • 男性の約7割がS性

  • 約3割がM性

  • 約1割が両性

という自己申告傾向があります。

しかしこれは、

  • 社会的役割の影響

  • 自己申告バイアス

  • Mの表明しづらさ

  • メディアイメージ

といった複合的要因の結果である可能性が高い。

重要なのは、

マジョリティかどうかではなく、ひとりの人間としての成熟度です。

SであれMであれ、

  • 自己理解があるか

  • 相手を尊重できるか

  • 安全意識を持っているか

が何よりも大切です。

ラベルの比率に一喜一憂するよりも、

本質的な関係性を築けるかどうか。

それこそが、SMの世界で最も重要な問いなのです。

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  • この記事を書いた人

フェチラボ編集部

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