SMに興味を持ちはじめたばかりの人から、よくこんな声を聞きます。
「Mって従順で優しい人なんじゃないの?」
「なんでMなのに、こんなにわがままなの?」
確かに、
M(マゾヒスト)=受け身・従順・おとなしい
というイメージを持っている人は多いかもしれません。
でも実際は、
M=人格が従順、というわけではありません。
今日はその理由を、初心者向けにやさしく整理していきます。
Mは“性質”であって“人格”ではない
Mとは、簡単に言えば
-
支配されることに快感を覚える
-
命令されることに安心感を持つ
-
拘束や羞恥などに興奮する
という“性的傾向”のこと。
ここで大事なのは、
Mであることと、性格が従順であることは別問題
ということです。
日常生活では強気でリーダータイプの人が、
プレイの場面ではM、ということも珍しくありません。
なぜ「わがままなM」が生まれるのか?
① 快感は欲しいが、責任は負いたくないタイプ
中には、
-
自分は気持ちよくなりたい
-
自分は満たされたい
-
でも努力はしたくない
というタイプがいます。
「命令してほしい」「厳しくしてほしい」と言いながら、
-
レストランは予約しない
-
デートの準備をしない
-
相手の負担を考えない
こうした行動があると、
S側はこう感じます。
「これはMではなく、ただの自己中心では?」
② “甘えたい”と“従いたい”を混同している
Mには大きく分けて
-
支配されたい人
-
甘えたい人
-
承認されたい人
がいます。
中でも「甘えたい」タイプは、
-
構ってほしい
-
褒めてほしい
-
受け入れてほしい
という欲求が強く出ることがあります。
それ自体は悪くありません。
でも、
相手への配慮がなければ、
「わがまま」に見えてしまいます。
③ エゴマゾというタイプ
SM界隈では、こんな言葉もあります。
エゴマゾ
これは、
自分の快楽だけを優先するM
を指します。
・自分がどう責められたいかだけを主張する
・S側の気持ちやコンディションを考えない
・ご褒美を当然のように求める
こうなると、
関係は対等な信頼ではなく、
「サービスを受ける側」になってしまいます。
本来のMの魅力とは?

本来、魅力的なMは
-
Sの気持ちをよく観察している
-
空気を読む
-
感謝を忘れない
-
自分を磨く努力をする
「従う」とは、
無思考になることではありません。
むしろ、
相手を尊重しながら身を委ねること
が本質です。
S側が感じる“がっかり感”とは
Sの人たちは、
・自分を信頼してくれること
・ついてきてくれること
・誠実であること
に喜びを感じます。
でも
-
デートの準備をしない
-
自分の希望だけを押しつける
-
すぐ舞い上がる
-
「我慢したからご褒美ちょうだい」と言う
こうした行動があると、
「この人に支配欲は湧かない」
と冷めてしまうのです。
M男性こそ、実は“努力枠”

意外かもしれませんが、
M男性は市場では少数派です。
だからこそ、
「選ばれる立場」である意識は大切です。
-
清潔感を整える
-
レストランを予約する
-
相手を気遣う
-
言葉を丁寧に使う
これらは、
プレイ以前の信頼づくりです。
まとめ:M=従順、ではない
Mなのにわがままに見える人がいる理由は、
✔ Mは性癖であって人格ではない
✔ 甘えたい欲求が強く出ている
✔ 快感だけを求めている
✔ 責任や努力を避けている
ことが背景にある場合が多いです。
でも本当に魅力的なMは、
「この人にもっと与えてあげたい」
と自然に思わせる存在。
それは決して、
ただ甘えているだけの姿ではありません。
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